【ライフプランニング】
Medivery (メディバリー)は多忙な医師の皆様が、隙間時間に”資産形成”を考えたり、”お子様の学費の積み立て”や”開業資金の準備”などを行うためのプランを準備しました。
2020年8月に生命保険募集代理人制度に登録し許可をえることで、MDRT の資格を持つ信頼できる専門のライフプランナーをご紹介することが可能となっております。
仕事終わりに病院の喫茶店で相談したり、当直中に医局でオンライン面談したりなど、皆様の大切なライフプランを隙間時間で効率的に考えることができます。
ご興味のある方は以下のアドレスにご連絡ください。
すぐに担当のライフプランナーをご紹介します。
ここからは弊社のマスコットキャラ”しょう吉”と担当のライフプランナーの対談を掲載します。
"メディバリー"のサービスライフプランニング対談
こんにちは!
しょう吉です!
皆さんが気になる「資産運用」について、僕しょう吉が担当のファイナンシャルプランナーに話を伺い、一般的なことから専門的なことまでをこの記事にまとめました!
まずは、『資産運用の基本的な考え方』についてご紹介していきます!
(対談中、しょう吉: S吉、ライフプランナー: LP と省略させていただきます。)
S吉: 基本中の基本ですいません!資産運用って何をどうするんですか?
LP: 資産運用とは”毎月稼いだお金を将来のためにどう管理し増やしていくか”ということです。
これは皆さん知らないうちに行っていることでもあるのですが、最近になって非常に大きな話題として取り上げられましたよね。
1番身近なお話として、「老後資金として、2,000万円程度の資産を構築してもらう必要がある」と政府が発言したことは皆さんも覚えていらっしゃると思います。
これを発端に「老後の生活は国に頼れない」、「自分の身は自分で守るしかない」というように考えを改められたが非常に増えました。
若い方はもちろん壮年世代の方々からも資産運用を始めるためのご相談をいただいたり、これまで独自に資産運用をなされてきた方々からも、見直したいというご相談を受けることが非常に増えてきています。
S吉: 2,000万円問題は覚えてます!でも結局何が言いたかったんですかね?
LP: 噛み砕いた分にすると「国は国民の老後の生活を保証できませんので、自分自身のお金で生活できるようお金を最低でも2,000万円ほど用意しておいてね」ということです。念の為2,000万円という金額の根拠に関してご説明すると、
- 65歳男性+60歳女性の無収入夫婦
- 平均支給額の年金を受け取っている
- 平均寿命まで生きる
という仮定をした場合に「平均寿命まで生きる夫婦が平均的な生活をする上で、年金以外に必要となる生活費を合計した金額が約2,000万円であった」という調査がもとになっています。
S吉: つまり、最低でも老後のために2,000万円を貯めておきなさい、ということですよね?
LP: 言葉通り受け取るとその通りですが、「現金(銀行預金)で2,000万円をためればOKか?」と言われたら、そうではないと思います。
と言いますのも、2つの懸念があるからです。
S吉: 2つの懸念とは具体的にどのようなものでしょうか?
LP: 1つめは「年金支給額の減少」です。
ご存知だと思いますが、少子高齢化が進む一方の日本では、現在の年金システムのままであれば将来の受給額は減少していくのみです。
そのため今の20代30代の方々が受け取れる年金額は、現在支給されている年金額より減少していくことが確実視されています。
2つめは「貨幣価値の下落」です。
これは世界全体における事象ですが、2020年時点でのお金の価値は、将来的に下落すると考えられています。
30年前に100円で買えていた自動販売機のジュースが今では130円になったことを例にすると、100円の価値は0.76倍、つまり約25%も下がったことになります。
つまり、今この時の2,000万円の価値は30年後にはもしかしたら現在における1,500万円の価値にしかならない可能性がある、ということです。
S吉: 解決策はあるんでしょうか?
LP: 解決策としては、「資産運用で将来受け取れる独自の収入源を作っておくこと」です。
"収入=所得"は、税法上10種類に分類されていますが、これをさらに大きく分けると、「自分が働いて得られる収入」と「自分が働かなくても得られる収入」の2つに分類できます。
そして国も推奨しているのが、"老後のために「自分が働かなくても得られる収入」を作っておくこと"です。
S吉: 「自分が働かなくても得られる収入」って、具体的にどんな収入ですか?
LP: 一般的に言われるものとしては
- 利子所得(銀行預金・投資信託などから得られる利子など)
- 配当所得(所有株式等からの配当金)
- 不動産所得(賃貸マンションや駐車場などから得られる家賃収入)
- 一時所得(生命保険の返戻金や宝くじ、懸賞等の一時的な収入)
- 雑所得(株取引やFX、仮想通貨取引や副業などで得られる収入)
などです
S吉:「・・・」
説明はわかりますが、将来的にどの所得でどの程度の収入が得られるかって、わかるものなんでしょうか?
LP: 大きくは「ある程度の収入が予想できるもの」と「全くわからないもの」に分けられます。
ここでは「ある程度の収入が予想ができるもの」について、少しだけ説明したいと思います。
最もわかりやすいものは、利子所得、特に銀行預金でしょうか。
これは各銀行が預かっている預金に対して、どれだけの利子をつけるかということを公表していますから、おおよその利子所得を計算することができます。
日本のメガバンクと言われている銀行の利子は概ね0.001%ですが、ネットバンクなどの高いところですと0.2%の利子をつけているところがあります。
仮に1,000万円の預金があるとしたら、1年間で得られる利子所得は
0.001% の銀行・・・100円/年
0.2% の銀行・・・20,000円/年
となると考えることができます。(あくまでも考え方の説明です)
しかしながら、仮に1,000万円の預金を持っていたとしても利子所得は非常に低いため、数億円以上の預金があれば話は変わりますが、そうでない場合には安定収入として考えることは難しいでしょう。
S吉: 1億円預けても多くて毎月20万円・・・。
なんだか悲しくなりますね。
LP: 次にわかりやすいものが、貯蓄型生命保険の返戻金に代表される一時所得です。
テレビCMなどで国内・国外の生命保険会社が多種多様な保険プランを提案しているのはご存知だとは思いますが、その効果もあってか”生命保険の返戻金などを老後の生活資金の主軸とする”という考え方が浸透してきました。
加入する保険内容によって老後に得られる返戻金は異なりますが、年金以外の安定収入としての立ち位置を確固たるものにしつつあります。
一例として下記のようなプランの保険があります
- 30歳 男性
- 支払い期限:65歳まで(一般的な定年退職まで)
- 月額掛け金:3.8万円
- 総支払い金額:1,596万円
この保険の場合、加入者は毎月約10万円の返戻金を65歳から死亡するまで一生涯受け取ることができます。
現在男性の平均寿命が81歳ですから、定年退職後に16年間毎月10万円を受け取るとした場合、1,920万円を受け取る形になり、結果的に掛け金よりも多い金額を受け取ることができます。
さらに今後も平均寿命は延びるでしょうから、長生きすればするほど受け取れる金額はより大きくなります。
また仮に死亡した場合でも、残された家族のために支払われる死亡保証がありますので、保険選びは家選びと同じくらい、あるいはそれ以上に大事になってきます。
(掛け金、返戻金は加入者の状況及び保険商品に応じて大きく変動するため、実際の金額とは異なる場合があります)
LP: 最後は不動産所得です。
"不動産投資"という言葉の方が耳馴染みがあるかもしれません。
代表的な物としては、所有している不動産(土地、マンション、アパート)などから得られる賃料収入です。
例えば東京23区内にマンションを3室保有していて満室稼働していれば、立地や間取り、築年数にも左右されますが、毎月15万円程度の家賃収入を得られることが想定できます。
また不動産の場合は売却することでまとまった金額を得ることも可能なため、生命保険と同じように老後の安定収入として、そしていざというときにまとまった現金に変換できる資産として、積極的に不動産投資をされる方が増えております。
また不動産投資の場合、ほとんどのオーナーが購入時に銀行から融資を受けるため、多額の自己資金を用意する必要がないことに加え、その借入金自体も入居者が支払う家賃で返済することができるため、表現の好き嫌いは別にして「他人のお金で自分の資産を形成できる」などと表現されることもあります。
S吉: でも生命保険も不動産投資もみんながみんなできるわけではないですよね?
LP: 不動産投資に関してはその通りです。
手元に現金があって一括で購入できるのであれば誰でも始めることはできますが、そういった方は本当に極一部の限られた人だけでしょうから、大体の場合は銀行から融資を受けられるかどうかで決まります。
しかしながら、生命保険については現在健康な方であればほぼ全ての方が何かしらの生命保険には加入できます。
(健康の定義は保険会社によって異なります)
S吉: でも毎月4万円という金額を生命保険に当てられる人って少ないんじゃないですか?
LP: 今回ご説明させていただいたものは一例でして、月々の保険料は加入される方の収入状況に応じて増減させる必要があります。
例えば毎月の手取り額20万円の方が4万円の保険料を支払うというのはおすすめしません。
生命保険の営業マンや生保レディの中には、件数重視で無理やり契約を取りにいく方もいます。
そのため保険の営業にいい印象を持っていない方も少なくはないと思います。
しかしながらそういった人間は大体すぐにお客様から保険を解約されてしまうため最も愚かな営業方法だとされています。
そのため私は保険をはじめとした全ての商品について、お客様に合わない商品を無理にお勧めすることは一切いたしません。
その姿勢を消極的だと見る先輩・上司もいてこの仕事を始めた頃は非常に苦労しましたが、ファイナンシャルプランナーは”ご相談者の方の生活状況を把握した上で、無理のない資産形成プランをご提案すること”が仕事です。
9年目を迎える現在では300人を越えるお客様を担当させていただけるまでになり、今も多くの方々から資産運用についてのご相談をいただくことに繋がっています。
また余談ですが、平均的な所得を得られている方よりも、実は高所得者の方ほうが資産運用に苦労されていることが多いというのはあまり知られていません。
S吉: 収入が多い人ほどお金で苦労するんですか???
LP: 皆さん全員がそうだというわけではありません。
ですが一般的な話として、人は「得られるお金」よりも「失うお金」を気にするんですね。
ですので資産運用の場合、収入が多い方ほど資産運用できる金額は増えます。
しかしながら資産運用に充てるお金を増やすと、実際には「お金を失っている」わけではなく「別の形に交換しているだけ」なのですが、「使えるお金は間違いなく減っている」という事実に囚われてしまい、収入に見合った資産運用ができていない方が多い印象を受けます。
極端な言い方をしますと、高所得者の方の高い生活水準を老後も維持していくためにはそれなりの資産運用をする必要があるのですが、その管理は本業をしながら片手間にできるものではありません。
そのためにいるのが我々ファイナンシャルプランナーです。
S吉: お金を守る、とはどういうことでしょうか?
LP: 結論からお伝えすると「お金を守る」ということは、「お金の管理方法を学ぶ」ということです。
具体的には毎月の収支バランスを正確に把握し、自分の時間を使わずに増やしていくことが大事になってきます。
1、毎月の支出を正確に把握し、金額を決めて運用する
自宅で過ごす時間が増えてきた今、毎月の支出額はほとんどの方が過去最低水準になっているこのタイミングで、私自身のお客様に対しても「自分が1ヶ月生活する上で本当に必要な金額はいくらなのか」ということについて、改めてお考えいただくことをご提案しております。
また毎月の支出額が明確になることば自ずと資産運用に使える金額も決まってくるため、生活を圧迫せず、気持ちの面でも安心して運用できるするためにも、予め毎月の予算(金額)を決めることが大切です。
2、資産運用は計画的に
当たり前のことですが、資産運用を行ってく上で最も大事なことは、しっかりと計画を立てることです。
例えば手取り月収30万円の人であれば、30%の9万円を資産運用にまわすことをお勧めしていますが、具体的な分散運用計画としては、下記のような方法をお勧めしております。
【預金貯蓄:10%】
- すぐに引き出すことができるが、原則増えることはない
- 突発的に現金が必要になった場合に備える
【短期投資:10%】(株式投資や投資信託など)
- 比較的短時間で現金化可能だが、運用方法によっては元本が0になる可能性もある
- ハイリスクハイリターンに分類される投資
- 資産を大きく増加させることが可能
【長期投資:10%】(生命保険、不動産、など)
- 現金化には時間がかかる
- ローリスク、ロングリターン
- 長期的に保有することで取得できる利益が想定できる
- 将来的な年金資産として運用されることが多い
- 少額から始めることが可能で、参入障壁は低い
この中で特に大事になってくるのは【長期投資】です。
S吉: 長期投資・・・。
なんだか未来のことは考えても仕方のかなーと。
LP: バナナも青いうちに食べたらおいしくないように、投資も長期間行うことで受け取れるメリットが最大化するというものがあります。
先ほど紹介した3種類の運用方法についてざっくり要点だけお伝えすると、
- 利息はほぼゼロで一切増えないが、すぐ使える形の現金
- 大きく増えたりゼロまで減る夢とリスクがある投資
- 複利運用できる長期投資
このような特徴があります。
特に、複利運用できる長期資産については、収入の高い低いに関係なく誰でも始めることができて、運用方法によっては将来的に安定的な収入源として構築できるものですから、今すぐにでも始められることをお勧めします。
S吉: 複利運用できる長期資産って具体的にどんなものがあるんですか?
LP: 一概にこれはお勧めです!ということは、残念ながらできません。
というのも、これまで説明した通り、その人その人に応じて老後に必要と考える金額も違えば、今資産運用に充てられる金額もそれぞれ違うからです。
ただし、"「積立」x「長期」x「複利」"という掛け算で運用できる資産に関しては早いうちにやっておくべきですので、ご検討ください。
以上になります。
今回はファイナンシャルプランナーの方にお話を伺ってきました。
しょう吉自身、5年ほど前に資産運用の相談をしたことがありましたが、今回は記事外のところで実際に私の家族構成や収入状況に応じた相談にも乗っていただき、定期的に見直す重要性を実感した部分も多数ありました。
今回の記事をご覧いただきまして、もし資産運用状況に関しての相談などをしてみたいというご希望がございましたら、以下のメールアドレスに「資産運用について」ということでメッセージをお送りください。
ありがとうございました。
合同会社 Medivery