【ダイエットにも効果的】オメガ3脂肪酸の効果や摂取量を解説

そもそも脂肪酸とは？

脂肪酸は、脂質の主な構成要素で、脂肪酸が他の様々な物質と結びつくことで脂質を形成します。そして脂肪酸は体内で次の働きをするため、人の健康に不可欠な存在といえます。

• 身体活動のエネルギー源
• 脂溶性ビタミン（水に溶けにくく、油に溶けやすいビタミン）の吸収を促す
• 体の細胞膜、核膜、ホルモンなどを構成
• 寒さや物体との衝突など、外部からの刺激からの保護

『脂肪』と付くのでなんとなく油っこい物、つまりは健康に悪い物とイメージされる方もいらっしゃるでしょう。確かに悪い脂肪も存在しますが、このように示した通り脂肪には良い働きをするものもあります。

オメガ3脂肪酸の種類と効果

オメガ3脂肪酸の種類

脂肪酸の中のオメガ3脂肪酸は、植物由来のαリノレン酸、魚介由来のDHA、EPAの3つの成分に分けられます。αリノレン酸を含む食べ物といえば、くるみやアマニ、エゴマなどの植物で、DHA・EPAはイワシやサバなどのいわゆる青魚から多く抽出されます。

オメガ3脂肪酸の効果

αリノレン酸は、アレルギー原因物質を抑制したり血圧を下げたり、血栓予防の効果もあるので生活習慣病の予防にもなります。一方、DHAは脳神経を活性化し、記憶力の向上などの効果があると言われています。EPAには特に様々な効果があり、血液をサラサラにする、糖尿病の改善、ダイエット、筋トレ時の筋肉痛の緩和などが期待できます。
血液をサラサラにする作用では、動脈硬化を防ぐことで、心筋梗塞や虚血性心疾患の予防が期待できます。糖尿病については、海外の研究で２型糖尿病の患者さんにおいて、EPAを摂取することで血糖値などの指標が改善されたという発表があります。

ダイエットでは、脂質の代謝を促し、体脂肪を減少させる効果があります。筋肉痛に関してスポーツをしてEPAを摂取した場合とそうでない場合を比較したところ、48時間後には EPA を摂取した選手において筋肉痛の減少がみられたことも報告されました。

オメガ３脂肪酸を摂取しても効果がない場合も？

人によって効果に個人差が存在することはもちろん、日々の食事内容が悪かったり、運動が少ないなどの健康上の理由で、オメガ3脂肪酸を摂取しても思うような効果が出ないケースもあります。もしそうであれば、食事の見直しと適度な運動を続け、生活習慣の改善を図る必要があります。

サプリメントは効果的か？

通販でよく、オメガ3脂肪酸の効果を表に出したサプリが出ています。一般的には効果は見込めると思ってよいです。しかしサプリに過度に依存して日常の食生活の改善を怠るのは本末転倒です。

しょう吉

サプリメントは文字通り、あくまでも補助食品であることを忘れないでください。