健康寿命を伸ばす5つの習慣

しょう吉

人生で平均寿命は男性で80.98歳、女性で87.14歳と言われています。そのうち健康寿命は男性で72.14歳、女性は74.79歳です。残りの日常生活に制限のある期間は男性で8.84歳、女性で12.35歳と言われています。この健康な期間で出来るだけ長く生きたいですよね。

目次

健康寿命を伸ばす5つの習慣

1:フロスをして歯医者に通うこと

健康と歯?と思うかもしれませんが実は凄く大切な事です。よく耳にする歯周病は歯の磨き残しなどが原因で歯茎に炎症が起きる状態です。歯だけで済めばまだ良いのですが、実は歯茎に炎症が起きてしまうと歯茎の血液の中に炎症成分がありそれが全身に回ってしまう事があります。

日本人は歯磨きの習慣はありますがフロス(歯間ブラシ)の習慣はないと言われています。歯磨きだけでは取りきれない食べ残しカスなどをフロスで毎日取ることを今日から是非してみてください。そして歯磨き+フロスでも歯石は徐々に溜まってしまうので1ケ月に1回、少なくても2,3ケ月に1回は歯医者さんに歯石取りにいきましょう。

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病院に行く以上に歯医者に行く事の方が健康への近道です。

2:睡眠をよくとること

睡眠時間には個人差もありますが年齢によっても変化していきます。赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごしています。保育園や幼稚園ではお昼寝の時間もあり、寝る時間も早いことがほとんどです。しかし小学校ではお昼寝の時間はありません。

中学生、高校生になると夜寝る時間は遅くなってきます。更に大人になるとどうでしょう?朝起きるのが早くなってきませんか?睡眠はメンタルケアにとっても凄く大切なことです。

最近、イライラしていたり、疲れやすかったり、勉強や仕事の効率が落ちていたりする人は、思い切って睡眠時間を増やしてみてください。睡眠時間をしっかりとり、質の良い睡眠を取ることは健康寿命にも関係してきます。リビングは蛍光灯のような明るいライトではなくオレンジ色のモダンなライトにしてあげると身体がリラックス状態になり、食後、睡眠に入りやすくなったりします。

3:禁煙をすること

煙草が身体に良くないことはほとんどの方は理解しているかと思います。実は煙草を吸うのを30歳で辞めると寿命が10年、40歳で辞めると8年延びると言われています。

日本における死亡原因の第一位は癌です。

肺だけでなく煙草を吸う事であらゆる癌を発症するリスクを上げています。よく電子タバコだから副流煙はないから大丈夫という方もいますが、物理的な話をすると機械から副流煙は出ませんがあなたが吸って吐いたその息からは有害物質が出ています。自分の健康はもちろんですが周りの家族、大切な人の為にも煙草は辞めましょう。

4:メンタルを整える

健康寿命を延ばすには、健康がなによりですが、食事・運動・睡眠を見直して健診数値を改善するだけでは足りないという見方もあります。

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「人生を楽しんでいる」かどうかのメンタルが重要なカギを握ってきます。

2009年に日本の研究グループが発表した研究では、『人生を楽しんでいる意識』の高い男性は、その意識の低い男性よりも、脳卒中や心臓病による死亡リスクが約半分と低い値でした。

このような幸福感と健康寿命の延伸は、近年大きく関係することが明らかになっているのです。「自分がすることを楽しんで行っているか」など4つの項目で「人生の楽しみ度」が高い人は、低い人と比べて、将来的に身体機能に何らかの問題を抱えて日常生活に支障をきたす人が、明らかに少なかったというデータもあります。

人生を楽しんでいる人は、運動習慣に限らず、エネルギーやバイタリティーに満ち、さらに心身の健康度が高まるのです。人生を楽しめば楽しむほど、病気や寝たきりにならずに長生きできるといえます。

5:発酵食品を毎日摂る

みなさんご存知かと思いますが発酵食品は腸内環境を整えてくれます。腸内環境を整える事によって身体のすみずみまで栄養を届けることができます。納豆毎日食べてる!ヨーグルト毎日食べてる!という方は是非毎日発酵食品を継続して摂ってください。例えばヨーグルトでは動物性の物が多いです。キムチとかぬか漬けは植物性のものになります。動物性、植物性共に色々な発酵食品を摂取しましょう。

また、腸は様々なホルモンを出します。
中でも”幸福ホルモン”といわれる、セロトニンはメンタルケアまでしてくれます。

【 参考文献 】
●Shirai K, Iso H, Ohira T, Ikeda A, Noda H, Honjo K, Inoue M, Tsugane S, for the JPHC Study Group. Perceived level of life enjoyment and risks of cardiovascular disease incidence and mortality: the Japan public health center-based study. Circulation. 2009; 120(11): 956-963.
●Ishiguro S, Sasazuki S, Inoue M, Kurahashi N, Iwasaki M, Tsugane S, for the JPHC Study Group. Effect of alcohol consumption, cigarette smoking and flushing response on esophageal cancer risk: a population-based cohort study (JPHC study). Cancer Lett. 2009; 275(2): 240-246.
● Yanagisawa T, Marugame T, Ohara S, Inoue M, Tsugane S, Kawaguchi Y. Relationship of smoking and smoking cessation with number of teeth present: JPHC Oral Health Study*. Oral Dis. 2009; 15(1): 69-75.

【 監修医師 】
●小山翔平 (Shohei Oyama): 整形外科専門医, おやま整形外科クリニック院長 《Web》https://oyama-seikei.gassankai.com/

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