絶対に知っておきたい前立腺肥大の２つの症状
しょう吉男性特有の臓器の中で、特に生活に影響しうるのが前立腺です。
男性の排尿に伴う症状を引き起こし、多くの広告で宣伝されています。
今回は前立腺の病気のうち、最も身近な前立腺肥大について整理していきます。
どんな症状なの？
大きく分けて、蓄尿症状と排尿症状があります。
蓄尿症状とは膀胱で尿をうまく溜められないことで起きる症状です。日中の頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、尿失禁の増加があります。排尿症状とは尿を出す時に伴う症状です。尿の流れが遅い、尿の流れが分かれる、尿の流れが断続的、排尿をためらう、排尿に力が入るなどがあります。
どちらも生活に支障をきたす場合には治療を検討します。逆に言えば、生活に支障をきたさない場合には特に治療の必要はありません。
なぜなるの？
前立腺肥大の原因は明確にはわかっていません。加齢に伴う変化であることが多く、壮年期以降の男性に多いことがわかっています。
予防と治療
どうやって予防するの？
前立腺肥大は残念ながら予防できない疾患です。そのため予防法はなく、症状が気になった時に早期受診することが重要です。
どんな治療をするの？
ライフスタイルを見直すことで症状の緩和に繋がることがあります。
- カフェインやアルコールの摂取を控える
- 膀胱をより完全に空にするために、もう一回トイレに行く
- 就寝前や外出前の水分は控える
症状が和らぐように内服薬を使う場合もあります。効果を測定するためにも排尿日誌をつけることが勧められます。ご自身の症状を認識し直すことにも繋がり、治療としても役に立ちます。内服薬で症状のコントロールができない場合には、手術など外科的治療を検討する場合もあります。
しょう吉男性の方で、排尿に関わる症状になやまされている方はまず相談してみましょう。前立腺肥大とは違う病気のこともあるため、生活に支障がある排尿トラブルは恥ずかしがらず、相談することをお勧めします。
【 参考文献 】
Endou M, Aoki H, Kobayashi T, Kunisada T. Prevention of hair graying by factors that promote the growth and differentiation of melanocytes. The Journal of dermatology. 2014 Aug;41(8):716-23.
Huang S, Rompolas P. The Psychology of Gray Hair. Developmental cell. 2020 Mar 9;52(5):548-9.
Harris ML, Fufa TD, Palmer JW, Joshi SS, Larson DM, Incao A, Gildea DE, Trivedi NS, Lee AN, Day CP, Michael HT. A direct link between MITF, innate immunity, and hair graying. PLoS biology. 2018 May 3;16(5):e2003648.
【 監修医師 】
●小山翔平 (Shohei Oyama): 整形外科専門医, おやま整形外科クリニック院長 《Web》https://oyama-seikei.gassankai.com/
●Dr. KyoJi: 医師11年目の外科医, 新宿の医局→フリーランス《Twitter》https://twitter.com/dkyoji
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